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会員エッセイ57件中 1-10 を表示

【第58回】小村雪岱の挿絵のことなど   柴田典昭 (2026-06-30)

 新幹線で首都圏方面から西へと向かって掛川駅を過ぎると、線路沿いに円筒形の白い建物が見える。関西方面から東に向かえば、浜松駅を過ぎて掛川駅の手前あたり。資生堂アートハウスである。この美術館は資生堂の掛...

【第57回】食べる時いつも思い出す歌   大西淳子 (2026-06-01)

 その日、2026年4月12日は同人誌「COCOON」39号の批評会で、ゲストにかりんの遠藤由季さんをお迎えすることになっていた。ご挨拶の際、何か1首好きな歌を伝えられたらいいなと思い、前日から考えていたけれど、好き...

【第56回】破調を読む   嶋稟太郎 (2026-05-01)

  青山フラワーマーケット西新店の黒板は「鬱蒼としたい」とのみ書かれあり     上川涼子『水と自由』  「西新」は「にしじん」と読む。花屋の前に置かれた黒板に「鬱蒼としたい」と文字が書かれていた。内容...

【第55回】存在することの不確かさ   川口慈子 (2026-04-01)

  煌めける水面に影ははじかれて存在淡きわれとは誰ぞ      尾...

【第54回】故郷への旅   島田幸典 (2026-02-28)

 昨年の後半は頻繁に帰省をした。毎月、時には二週続けて帰ることもあった。父の入院に伴うあれこれのためである。 私の故郷は山口県の防府である。大学入学以来暮らしている京都からは新幹線・在来線の乗り継ぎに...

【第53回】眠れる空穂全集   広坂早苗 (2026-02-01)

 長年勤めた県立高校を、今年の三月に退職する。還暦になったのだが、定年年齢が段階的に引き上げられているため、定年退職とはならない。けれどもとりあえず一区切り、である。 退職するのはよいとして、短歌に関...

【第52回】お菓子は陽気に   小野田光 (2026-01-01)

 ここ数年、今まで以上にたくさんの歌集を読む機会に恵まれたのですが、お菓子がまったく出てこない歌集はあまりないことに気づきました。お酒はなくてもお菓子はある。一首はある。 それだけお菓子というものは、...

【第51回】前田夕暮の遺詠「わが死顔」について   長澤ちづ (2025-12-01)

 前田夕暮の作品の内、系統立てて書く論からは、外れてしまいがちだけれど魅力のある作品を、全集を散策するようなつもりで、「ぷりずむ」に毎号1首とりあげて書いています。隔月刊の定期刊行物なので、半ば強制的に...

【第50回】岡井隆とビートルズ   和嶋勝利 (2025-11-01)

  Motherが日本語(ぼく)の母さんであるかうたがふがその部屋の戸は閉めるな母さん                             『臓器(オルガン)』                     ...

【第49回】もものたな   水上芙季 (2025-10-01)

 テレビ朝日で放送している「夫が寝たあとに」という番組を、子どもが寝たあとに夫と見ている。藤本美貴と横澤夏子がMCを務め、ゲストを交えて家事育児について本音を語り合うバラエティ番組だ。そのある回のゲスト...

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